学生のみなさんからすると、休校なのかどうなのかが朝一番の関心だと思います。
特に遠方だと、途中まで来て休校だと知ったときの悔しさは相当なものでしょう。
さて、今日みたいに明らかに通常通りじゃない状況のとき、みなさんはどう行動しますか?
1.早めに起きて、早めに出発する
2.いつもどおり起きて、いつもどおり出発する
3.非常事態だし・・・と、休む
私たち教職員は仕事ですのでみなさん「1」ではありますが、学生の場合は三者三様だと思います。
ですが、やはりここで「1」を選ぶことには、遅刻しない以上のメリットがあります。
それは、やっかいな事態を「楽しむ余裕」が生まれるということです。
たとえば、時間を気にしながら行動するのではなく、その途中のすごい景色を堪能できることでしょう。
(もちろん早く出ても遅刻しそうなときは無理ですが、最善を尽くしたのならそれはもはやあなたにはどうしようもありません、他人に迷惑をかけないならば開き直りましょう)
堪能するといっても、雪道でスリップした車を見て楽しむのは不謹慎(というか悪趣味)ですが、普段とは違う景色の装いであったり、周りの人の様子だったり、と観察したくなることはたくさんあります。
それは、普段ほとんど気にもかけない通学の景色に意識を向けることとなり、有意義なものになることでしょう。
みなさんはクロノタシスの原理というのをご存知ですか?
たとえば時計の秒針を注目してみると、動きが止まったように見える現象です。
普段注意を向けない対象の動きに注意を注ぐことで、そこに意識がクローズアップされて普段とのギャップで「永遠」のように時間を体感できるのです。
そのクロノタシスの原理に近いことが、こういうときに起こります。
普段気にしない景色に意識を向けることで、それがまるで永遠の風景写真のように見えてくるのです。
もちろん、遅刻しそうな状況だと「なかなか進まない!」と不快な永遠に思えてしまいますが、余裕のある時だと「人生が拡大している」ような贅沢な感覚に通じることでしょう。
ではまた。
足元には十分お気をつけ下さい。
そして、明日は少し早起きしてみよう。
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